リバウンドハンマー(コンクリートテストハンマー)
コンクリートの非破壊検査で、
構造物の躯体強度を調査します
リバウンドハンマーは、スイスで開発された非破壊コンクリート圧縮強度の測定試験方法で、構造物として既に出来上がっているコンクリートの強度を非破壊で調べることができます。 コストを抑えておこなうことができるため、現在、幅広く使われている試験方法で、既存のコンクリート面の反発により強度を求める簡易的な試験方法です。
メリット・特長
非破壊検査手法であり、コンクリートに損傷を与えることなく測定が可能という点が大きな利点です。また、試験時に取り扱う機器が軽量でユーザビリティに優れ、短時間に多数の測定が行える特長を持つことから、強度分布の測定もおこなうことができます。
リバウンドハンマーによる非破壊検査結果を示す書類の作成見本
試験方法
コンクリートにバネによる打撃を与え、返ってきた衝撃の強さを基に強度を測定する試験方法です。この方法は測定時に重力による影響を受けてしまうため、打撃角度による補正も必要となります。そのため、測定値のばらつきが発生してしまうことから対象につき複数回の測定をおこなう必要があります。