部材・損傷

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鉄筋・鋼材

部材確認

設計資料と使用されている部材の照合、資料が無く使用部材が不明な場合は、現在使用されている部材の確認を行います。
アンカーボルトに固定締結された部材に対してのみ調べます。
鋼材サイズ、取付部材の損傷、溶接部の割れ、変形、がたつきの有無などを、目視、ノギス、テストハンマーなどを使用して調べます。
詳細調査やパイプ柱など、ノギスやスケールで測定出来ない場合は、超音波パルス反射法により現状の板厚を把握します。

超音波パルス法による板厚測定超音波パルス法による板厚測定

点検方法 スケール、ノギスなど
点検および
試験方法
図面との照合、取付け部材の確認
判定 照合
点検方法 目視、触手、打診
点検および
試験方法
取付け部材の損傷、溶接部の割れ、変形、がたつき
判定 有無
点検方法 超音波による板厚測定
点検および
試験方法
図面との照合、取付け部材の確認(スケールなどで実測出来ない場合)
判定 照合
各規格・規準 日本工業規格

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腐食

鋼材は、水分や大気中の化学腐食成分、紫外線などの外的要因により、錆が発生し鋼材の厚さが減少してきます。
過去の事象からそのまま放置しておくと錆が進行し地震や風などの繰り返し応力を受けると、鋼材の断面欠損、破断、倒壊、落下の恐れが生じます。
鋼材の腐食を目視にて確認を行います。

  • 鋼材の腐食鋼材の腐食
  • 塗装はく落、ひび割れ塗装はく落、ひび割れ
  • 塗装はく落、ひび割れ、うき、錆汁塗装はく落、ひび割れ、うき、錆汁
点検方法 目視、触手、打診
点検および
試験方法
取付け構成部材に、さび、さびによる断面欠損
判定 有無
各規格・規準 建築物点検マニュアル

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めっき厚・塗装厚

鋼材の防食機能として、塗装、亜鉛メッキ、ステンレス鋼などによる方法があります。
目視により、劣化状況を確認します。劣化状況により膜厚計を使用し確認します。

  • 塗膜測定塗膜測定
  • 塗装の劣化 チョーキング塗装の劣化 チョーキング

めっき厚

点検方法 目視
点検および
試験方法
塗膜計による厚さ測定
判定 有無
各規格・規準 日本工業規格

塗装厚

点検方法 目視、触手
点検および
試験方法
塗膜計による厚さ測定
判定 有無

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ゆるみ・脱落

点検方法 目視、触手、打診
点検および
試験方法
接合部ボルトなどにゆるみ、脱落
判定 有無
各規格・規準 建築物点検マニュアル
点検方法 目視、触手、打診
点検および
試験方法
触手、打診ではゆるみが無いか
判定 有無

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亀裂

塗装など防食機能表面に、塗装やメッキの割れ、錆や錆汁などの有無を目視で確認します。
亀裂が目視で判断出来ない場合は、必要に応じて磁粉探傷検査や浸透探傷検査を行います。

  • 鋼材割れ鋼材割れ
  • 接合部打診接合部打診

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